「いるだけでいい」とかいうやつ。

夜中に咳き込んだ娘。

なかなか止まりそうになく
傍らへズリズリと近寄っていって

横たわったまま
そろえた両脚をくの字に曲げて
ふんわりと娘の身体を包んで

わたしの右手を胸の上にそっと載せて
ほんの少し手の重みを感じられるように
意識を置いた。


すると

コンコン続いてた咳が静まり
スゥースゥーと寝息に変わった。
.


わたしは
何かのお手当てを勉強したこともないし
魔法が使えるわけでもない(笑)


これはたまたま治まっただけだけど

何かが娘の咳止めに作用したのだとしたら
それは「安心感」だと思った。
お母さんという存在の…


そう思ったわたしは夜中の布団の上で
クスリと笑ってしまった。


だって!だって!

わたしはこのお母さんという存在が持つ
「いるだけでいい」みたいな力を
全然信じられないでいるんだもん!


子どもを産んで何年経っても
2人産んでも
誰かにそう言われても

わたし自身が信じていない。

そうは言っても…って
どこかでいつも疑ってしまう。


いつまでも信じきれないことで
色々こじらせてるのも知っている。


「怒っても大丈夫だよ!大好きだから!」
って子どもたちが伝えてくれても…


もう、どれだけ頑固なんだよ!
わたしー!!(笑)

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そう。
すごいんだよね!
お母さんの存在って!
お母さんからもらう安心感って!

安心感で、咳が止まるんだから!(笑)

みんなみんな
お母さんのやわらかさと温かさに
包まれて安心したいのよね。


わたしもそういう存在なのだと
もういい加減、信じてみてよう。
怖いけど(笑)



矢野あずみ