山田かまち。

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まるで時間が止まっているかのようだった。

本棚からふと手に取った本の
しおりが挟まったままのページが

わたしを一瞬にして
17歳の夏に連れ戻した。


わたしを救ってくれた詩。
久しぶりの再会❇
.


自分に救いを求めよう。
何か自分以外のものに
すべて信頼しきっていたら、
もしそのものが消えた時、
君はだめになってしまうよ。
自分だったら消えることはないし、
消えたらその時からすべての目的は消えるんだから、
自分ほど信じられるものはないよ。

だからこうしよう。
自分さえいればどんな時でも救われている……と。
自分さえいれば、
どんな時でもいいようになろうってね。


山田かまち「17歳のポケット」より
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E7%94%B0%E3%81%8B%E3%81%BE%E3%81%A1
.


親の期待に沿うよう懸命に生きても
友人たちが求める人を演じても

ずっと苦しくて、迷子で
生きることが全く楽しくならない。


これ以上、
わたしに出来ることはないよ…
もう限界だよ…


そんな17歳の夏に
本屋さんで

山田かまち」と、この詩に逢った。


立ち読みしながら
あまりの衝撃に硬直した。



この本は
わたしの裏切りの始まり。

家族や友人の
誰にも見せられないと思った。


今まで知ってる世界
今、生きてるココとは違う世界を
わたしは知ってしまった…という

罪深くも
かすかに救われる

いや、ようやく出逢えた心の拠り所。
.


この詩はわたしに

「自分の人生を生きる」
「自分を信じる」

そんなことを初めて教えに
血のかよう言葉で

わたしの身体に染み込むようにきてくれた。



あれから20年経ち。

信じるものは自分自身にほかならない
という考えで
少しでも生きられている今を
うれしく、誇らしく思う。


ありがとう、山田かまち



暮らし空間創造AtoZ
矢野あずみ